ミラクルトイワールド

華やかなタイムズスクエアの雰囲気をお店の中にそのままもってきたような、ミラクルトイワールド。 ここは『トイザらス/Toys“R”Us』の旗艦店。地下1階と地上2階までが通常の売り場、3階はパーソナルショッピング専用なのだそう。ベイビーザラスもあり、赤ちゃんグッズまで揃っちゃいます。

真ん中にどーんとかまえる18mもの観覧車、恐竜との記念写真ブース、陽気なスタッフさんのおもちゃデモンストレーション。そして、トランスフォーマーや、ジュラシックパーク、スターウォーズ、WWE、バービー、ぬいぐるみ、おかし、ゲーム、スケートボードや自転車、LEGOなどなど。子供からファンボーイ、ファンガールまで楽しめちゃうこと間違い無しです。

多分、ここに来て何も買わないで出てこられたら、それは大人になったという証であると思います。

残念な閉店...

なんとなんとっ!!!ショックなことにこのタイムズスクエア店、リースの契約更新をせずに2016年で閉店してしまうのだそう。えぇー???ショック。タイムズスクエアの別の場所への移転を考えているそうですが、あの大きな観覧車はどうなってしまうのだろう...。あの場所でオープンしたのが、2000年なんだって。その頃と今とでは確かに観光客も増え、地価もどんどん上がっているんだろうけど...なんだか悲しい。

消えゆくおもちゃ屋さん

ニューヨーク在住の友人が「地価が高騰していて大変だ」と言っていたのですが、あれほど大きなお店までもが...とかなり驚きました。そういえば、5番街にある老舗のおもちゃ屋さん『ＦＡＯシュワルツ（FAO Schwarz）』（旗艦店）も、賃貸料の高騰により一時閉店。最後の日、7月15日には、たくさんの人が足を運び、入り口の「おもちゃの兵隊」の店員さんと記念撮影していました（もちろん私たちも）。1986年創業で米国では最古のおもちゃ屋さんなのだそう。

なんと5番街あたりでは家賃が、10年前の4.5倍にまで跳ね上がっているそうです。 「5番街はとても競争が激しいエリアで、最も人気があって高級なブランドしか生き残れません」（不動産会社社長、フィリップ・シルバースタインさん）

時代は移りゆくのですね。

さて、タイムズスクエアの "あの" トイザらスに行けるのはあと少しです。ニューヨークを訪れる機会があったら、特におもちゃを買う予定がなくても覗きに行ってみてください。あの大きな観覧車が店内にあるスケールの大きなおもちゃのパラダイスを。（2015/12/30閉店）