東京でアート

2016/01/05

2015年夏の2ヶ月あまりの旅では、有名な美術館、博物館から小さなギャラリーなどいろいろな所に足を伸ばしました。 前から思ってはいるのですが、海外ではアートがより生活に近い気がとてもします。

美術館に行けば、学校の課外授業かなにかで子供達が作品の前の床に座り、みんなで鑑賞し、先生の質問に答えていたりします。 そんな光景はニューヨークではもちろん、パリでも見かけました。 子供の頃からそうやって美術に触れる機会が多いのではないかと思う。

「アートは難しい」とか「よくわからない」とか聞く事がある。 そんな私も美大も出ていないし、何もつくる事はできない。それに、美術史などにも疎い。 でも、いいと思っている。 ただ、なにか心にくるものと出会い、自分がわくわくしたり、何かを考えるきっかけになったり。 そういうものでいいのだと思う。アートって。

海外では、話しのきっかけに絵を家に飾ったりすると聞いた事もある。 ホームパーティーの文化ならではなのかもしれないけど、ただ「わぁきれい」とか「なんか面白い」とか、 そんなことを少しでも感じることが、無駄なようで無駄ではないのだと思う。 そして、それが話しのきっかけとなり、コミュニケーションが生まれる。 日本の掛け軸とかも実はそんな役目があるのかもしれないですね。 もちろん空間の演出が大きな役割なのだろうけど、コミュニケーションの役割も担っているように思う。

アートの感じ方は人それぞれだし、正解なんてない。 もちろん自分でもその時の気持ちの浮き沈みで感じ方は全く違うものだし、好き嫌いも変わってくる。 音楽もそうですよね?昔はなんとも思わなかったものが、今聞くと心に引っかかるとか。 その時の状況によってかなり感じ方は変わるものですよね。

だから美術館に行って、なにも感じない時は素通りしていいし、なにか気になったら何時間でもそこの前にいたらいい。 無理にそれを理解しようとしなくていいのだと思う。 もちろん「理解したい」と自分が思ったら解説を読むなり そのアーティストのことを調べるなり、自分なりに理解しようと努力したらいいのだと思う。

カラオケのように、別に音楽の勉強などしなくても、『歌うこと』が下手でも上手でも 楽しむことができる文化のように(カラオケがそのまま英語になるくらいだもの) アートを観ること触れることが、生活の一部になったらいいのにな。(もちろんカラオケに行かない人もたくさんいるけどね、私みたいに)

話しがものすごくそれてしまったけど、日本に帰ってきてから観に行った展示の紹介をしたいと思います。

オスカーニーマーヤー@東京都現代美術館
★境界 高山明/小泉 @銀座メゾンエルメス フォーラム
★平井晴香さんの合同展 @銀座 藍画廊
★teamLab Exhibition, Walk Through the Crystal Universe @ポーラ ミュージアム アネックス
★ヤン・ファーブル @エスパス ルイ・ヴィトン
★ル・コルビュジェ×日本 @国立近代建築資料館
TodaysArt @寺田倉庫
絵の住処すみか-作品が暮らす11の部屋- @DIC川村記念美術館
★MARUUさん個展 @茅ヶ崎の okeba gallery&shop
★スペクトラム ―いまを見つめ未来を探す @スパイラルガーデン
★Sol LeWitt “Lines and Color" @CoSTUME NATIONAL LAB
フランクゲーリー展 @21_21 DesignSight
★ジラード・ファミリーのクリエイション「GIRARD CONTINUED」展 @キュレーターキューブ
★アレキサンダー・ジラード展 @ハーマンミラー
★フランク・ゲーリー パリ – フォンダシオン ルイ・ヴィトン 建築展 @エスパス ルイ・ヴィトン
★nendo の展覧会「nendo 3/3」 @EYE OF GYRE
★NEW YORK AIR George Steinmetz @コニカミノルタプラザ
オットー・クンツリ展 @東京都庭園美術館
★ローラン・グラッソ @銀座メゾンエルメス フォーラム
★石川直樹 「K2」 @シャネル・ネクサス・ホール
リナ・ボ・バルディ展 @ワタリウム美術館

こうやってみると、日本にも無料で楽しめるとところがけっこうありますね。(★が無料)
たくさん行くと入場料だけでけっこうかかってしまうので、無料って嬉しい。

今年はなぜだか建築家に注目することがとても多い。 もともと建築は好きで、日本にいるときも面白い建物とか見つけるとテンションが上がるのですが、 今年は旅先で気になっていた建築をみることができたので、本当に幸せだった。 そして、なぜか本物をみたタイミングで、その建築家たちの展覧会もあるというラッキーぶり。

フランスでは、ポンピドーセンターでなかなか大規模なコルビュジェ展があり、 日本でも規模は小さいながらも国立近代建築資料館で展示があった。 フランクゲーリーなんて、どこの国でも彼の建築があり、見ることができた。 そして、日本の21_21とエスパス ルイ・ヴィトンで展覧会。 バルセロナでガウディ漬けの日々を送ったら、日本ではサグラダファミリアの映画が公開されている。 なんという建築家イヤーっぷりなのでしょうか。

アートと建築は違う分野ではあるけど、大きなくくりでは同じだと思うのです。
建築家がなんかアーティスティックだからかな?

長くなりすぎたので、それぞれの感想はまた次回。

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