うちの本棚:悠久の時を旅する 星野道夫

2016/09/13

2012年に発行された星野道夫さんの未発表を含む写真229点とエッセイ32編を収載した本。 『悠久の時を旅する』

今年は星野道夫さんが亡くなって20年。あちこちで星野道夫さん特集などされていますね。 享年43歳。若い。こんなに若くして亡くなられているとは...

彼の写真には植物や動物、そしてそこで暮らす人々が写っています。 彼の写真を見て感じるのは、そのすべてが魂を持っていて、きちんと意思があるということ。 なんていうんだろう?「ただ撮っている」のではなく「きちんと同じところにいて撮っている」という感じがするので、 みんな喋りそうな気がするのだと思う。生々しいというか、話しかけたら応えてくれそうな感じ。 うまく言えないけど。それほど星野さんがきちんとそこに溶け込んでいるからだろうな。 人は時おり驕ってしまうものですが、彼にはそれがない。自分も自然の一部だと理解し、『生』も『死』もすべて受け入れ、ありのままを撮る。 そんな純粋な強さや美しさに人々は惹きつけられるのでしょうね。

この本はかなりきゅっと詰め込まれていて、アラスカのこと、星野道夫さんのこと、そして人間を含めた自然の摂理を知るのにいい本だと思います。


悠久の時を旅する 単行本 – 2012/12/10
星野 道夫 (著)

Share

記事をあとで読む

このエントリーをはてなブックマークに追加

Comments & Questions

コメントやご質問はこちらからどうぞ!!

Pop Articles

人気のアーティコーたちをどうぞ

What We Do

Cupcakemafaのいろいろ

And More

Cupcakemafaを
フォロー

Blogの他にも Twitter / Facebook / Instagram でもいろいろな情報をお届けしています。 「いいね」&「フォロー」して最新情報をあなたのタイムラインでチェックしてみてください!!

follow us in feedly

Instagram