「ウルトラ植物博覧会2016」 西畠清順と愉快な植物たち
2016/08/21
09月25日(日)まで銀座 ポーラ ミュージアム アネックスにて開催。
プラントハンター西畠清順さん
「1980年生まれ。幕末より150年続く花と植木の卸問屋、花宇の五代目。 日本全国・世界数十カ国を旅し、収集している植物は数千種類。日々集める植物素材で、国内はもとより海外からの依頼も含め年間2000件を超える案件に応えている。 2012年、ひとの心に植物を植える活動“そら植物園”をスタートさせ、植物を用い様々なプロジェクトを多数の企業・団体などと各地で展開、反響を呼んでいる。」 ポーラ ミュージアム アネックスHPより
彼のことを知ったのは、ユニクロのCM。 プラントハンターという面白い職業があることを始めて知りました。
昨年に引き続き2回目の開催
実は昨年も銀座 ポーラ ミュージアム アネックスで、この「植物博覧会」を開催していたのだそう。 知らなかった...その時もすごく好評だったようです。見たかったなー。
「植物収集家として、普段はあまりマニアックな植物を人に見せない自分が、 前回の大反響で味をしめたのか、またウルトラな自分の植物コレクションを公開する事を決めました。」 ポーラ ミュージアム アネックスHPより
なんだか”人にあまり見せないマニアックなもの”て、どきどきしますよね。にしし。
植物の不思議
植物て、ものすごくミステリアスですよね。 基本のつくりはだいたい同じで、めしべとおしべがあり、種を飛ばす。 そして、各々が生きていくためにいろいろな工夫をしている。人間を含めた動物と同じ、生き残るための進化。
受粉のため、虫に寄ってきてもらうためにカラフルにしてみたり、甘い蜜をだしたり。 食べられないようにトゲをつけたり、より太陽の光を受けるために他の植物に巻きついて、上へ上へ伸びたり。 すべて種を残すため。ものすごい種類の中で、生き残るために。とても純粋な生命力。 そのいろいろな工夫をしたその姿形が、時に美しく、時に芸術的なんですよね。
この植物博覧会では、普段お散歩していては見れないような植物がたくさん。 そりゃそうですよね、西畠さんが世界中をあちこち歩いて集めたコレクションの中のウルトラな子たちなんですものね。
会場で配っている植物図鑑を手に
会場はちょっぴり薄暗いので、少しばかり植物図鑑が読みにくいのですが、 ライトのところで読んでからその植物をじっくりと見るととても面白いです。 真面目なかたい文章ではないので、ぜひ読んでほしい。
3階の出口の横には↑こんな言葉が!! 思わず人がいてじっくり見れなかった植物を見にもう一周。
これ↑一度トゲが刺さるとなかなか抜けないんですって。トゲの先に”返し”が付いているから。 よーくみると先っぽが矢じるしみたいになっているんです。こわい。刺さって遠くまで運んでもらうため? でも、痛いって...自然界では誰が運ぶんだろうか?小動物だと痛くて死んじゃいそうだから、大きくてちょっと鈍い子かな? とか、いろいろと想像してみたり。
自分の体のことも微塵もわかっていないし、植物のことも動物のことも。本当に生きているうちに『わかる』ことなんて、ほんのちょっとだけなのかもしれない。
知らないことを知るわくわく、植物の不思議を実際に目にする機会なので、ぜひ足を運んでみてください。
Information
ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち
- 会期:8月4日(木)〜9月25日(日)
- 会場:ポーラ ミュージアム アネックス
- 住所:東京都中央区銀座1−7−7 ポーラ銀座ビル3F
- 電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)
- 時間:
11:00〜20:00(入館は19:30まで)
会期中無休
料金:無料 - 公式HP:ポーラ ミュージアム アネックス
参考リンク
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