[2015/8/6（木）のはなし]

念願の!?

東京・表参道にあるルイ・ヴィトン/LOUIS VUITTON の最上階にアートスペース
『エスパス/ESPACE』 があります。 全面ガラス張りのとてもひらけた空間で、面白い展示をやっています。そして入場は無料なうえに、 とても立派な図録もくれちゃうんです。太っ腹!!

↑うちにあるいただいた図録。No.5からNo.13まで。

エスパスが好きなので、ぜひパリに行ったら本店の最上階にある
『エスパス ルイ・ヴィトン パリ/ESPACE LOUIS VUITTON PARIS』 にも行ってみたいと思っていました。

シャンゼリゼ通りは、真っ直ぐでとても広く
『THE Paris』といった雰囲気。

そんな通りの
メゾン・ルイ・ヴィトンさん。
本店です。

帰りに見たのですが、入場制限があるらしく
たくさんの人が並んでいました。

分かりにくい入り口

ルイ・ヴィトンのお店に入るわけではないので、
どこから入るのかな？とうろついていると...
入り口とは逆の方向に『エスパス』の看板を発見。

何やらこちらに入り口があるようなので行ってみると、がたいの良いセキュリティの人がいました。 「エスパスに行きたいんです。」と伝えると「入って」と裏口みたいなところから通されました。 そこはとてもおしゃれなスペースで、裏も気を抜いていない感じがすごい。 おしゃれなお兄さんと小さなエレベーターに乗り上へ。途中なぜか真っ暗になったけど、あれは何なのだろうか？ 着く前にまた電気がついた。謎。演出なのか？でも、真っ暗すぎて怖かったぞ。

最後の展示!?

ちょうどやっていたのが、
アリス・アンダーソン
『DATA space』展
2015/6/5-9/20

褐色の銅線を自在に扱って色々なものを
包んでいる方のようです。
大きなものから小さなものまでありました。

映像があって、たくさんのアシスタントさんと
黙々とクルクルしていました。

会場にいたスタッフさん（ボランティアさんなのかな？フランス人の若い女の子で、自身もアートを勉強しているのだとか。） が教えてくれたのですが、アリス・アンダーソンさんにとって、その黙々と巻く作業自体が禅や瞑想のようなもので、 『無』になりながらやるのだそうです。なるほど、だから楽しそうではなかったんだね。

なんとびっくりなことに、この展示を最後に『エスパス ルイ・ヴィトン パリ/ESPACE LOUIS VUITTON PARIS』は閉館したそうです。 パリ西部のブローニュの森の中にあるアクリマタシオン公園/Jardin d’acclimatationの隣に フォンダシオン・ルイ・ヴィトン/Fondation Louis Vuitton が2014年10月27日にオープンしたので、 全てをそちらで引き継ぐのだそう。 なるほど。でも、ここのスペースもったいないよね。今後は、何に使われるのだろうか。

そんなわけで、初めての『エスパス ルイ・ヴィトン パリ』が 最後の『エスパス ルイ・ヴィトン パリ』になってしまったのです。 でも、なくなる前に行くことができたのはラッキーだったな。なくなってから知ったら、ちょっと悲しかったもの。

メゾン・ルイ・ヴィトン本店

帰りのエレベーターで、さっきのところから帰るか店内に入るかを聞かれたのでせっかくなので店内からにしてもらいました。

さすが本店、なんだかものすごいです。 広々とした店内には、日本では見たことのないようなもの（詳しくないですが...）もちらほら。 ここでも中国の人はたくさんいました。今では、購入できる個数に制限があるとかないとか。。。

初めての買い物

中2階に本のコーナーがありました。 ファッション系の本や写真集など、その中にフォンダシオン・ルイ・ヴィトンの飛び出す絵本があったのです。 実は他の日に訪れたフォンダシオン・ルイ・ヴィトンのショップでも気になっていた本なのです。でも、やめようか。 と、諦めた本。ここでも開いてみてふたりでワクワク。これはやっぱり欲しいでしょ。ってことで購入を決めました。

すごく可愛らしいお姉さんが、新しい本を持ってきてくれるまで、エスプレッソを出してくれました。 本しか買わない私たちにまで、優しいなー。人生初のLVのカップ&ソーサー。

"ヴィトンなどのブランド物を買った時は、タクシーで帰るか袋を替えるかしないと狙われる" と、何かで読んだので、本しか入っていませんでしたが、直ちに紙袋から出してエコバッグへ。 もしスリが持って行って、中身が本だけだったらがっかりするだろうね。 でも、可愛らしい飛び出す絵本で喜ぶかな？ひひひ。

そんなこんなで、最初で最後であろう
メゾン・ルイ・ヴィトンでした。