[2015/7/31（金）のはなし]

チョコ発祥の地、スペイン

知らなかったのですが、ヨーロッパで最初にカカオが持ち込まれたのはスペインなのだそう。 そのため、チョコがものすごく生活に馴染んでいるんですって。 朝ごはんの定番といえば『チュロスとホットチョコレート!』なのだとか。住みたい!!
チョコレートは最初"飲むのも"で、のちに固形のチョコレートができたそうです。 その昔飲むチョコレートは、兵士たちの疲労回復に用いたという。

現在のようなチョコレートに至る画期的な発明をしたのは、オランダのヴァン・ホーテンさん。（ココアの!!創業者の名前だったんですね!） カカオに含まれる脂肪を取り除き、飲みやすくすることに成功し、私たちの知っている粉末のココアを生み出したんですって。

そしてヴァン・ホーテンさんの発明以来、チョコレートは急速に発展を遂げ、のちにイギリスで固形チョコレートが発売。 その当時、食べる甘いチョコレートは珍しかったが、苦みが強くもったりとしていて食べにくいものだったそう。 その数年後の1870年代、スイスでミルクチョコレートが誕生し、今のような甘くなめらかな上質のチョコレートが誕生。 なるほど。だから、スイスのチョコは有名なのですね。

ヨーロッパでの発祥の地だけあって、バルセロナの旧市街のはずれに『チョコレート博物館』があります。 行こうか悩んだのですが他に行きたいところもあったのでやめておきました。 次回、時間に余裕があったら行ってみたいな。

ガウディ建築 "カサ・カルベット/CASA　CALVET"

こちらは繁華街から少し外れたところにあります。
最寄駅のメトロ1.4 ウルキナオナ/Urquinaonaから徒歩3分
もしくは、カタルーニャ広場から徒歩10分

あまり注目されていませんが、第一回バルセロナ建築年間賞を受賞した建築なのだそう。 1969年からは、国の重要文化財に指定されているそうです。 繊維業者ペレ・M・カルベットさんの依頼により建設。2階は所有者の居住地、3階～5階は賃貸住宅のため 残念ながら内部見学はできません。

1階にはレストラン『カサ・カルベット』が1994年にオープン。店内の内装は当時のままだとか。 そして、数年前にオープンしたチョコレート屋さん『チョコラテス・ブレスコChocolates Brescó』も1階にあります。

外観は少しばかり地味ですが、やはり鉄の飾りやドアノック（？）にはガウディらしさがちょこっと出ていました。

内部見学はできませんが、チョコレート屋さんも一応ガウディの建築です!!（改装されていると思いますが） ってことで、中に入りました。

老舗のチョコレートメーカー"チョコラテス・ブレスコChocolates Brescó"

バルセロナのお隣のアラゴン州ベナバレ(ウエスカ)で1875年創業。

店内は明るいきれいなチョコレート屋さんですが、ガウディのドアと窓枠と椅子などが置かれています。 （暗いですが↑写真の真ん中あたりです）

結構広めのショップの奥にはカフェがあります。 こちらで何か食べようとしたら「今はないです」と言われ食べることはできなかったですが 生クリームを載せたホットチョコレートドリンク「スイソ/suiso」を飲みました。 これがまたすごく美味。甘すぎず、ちゃんとおいしいチョコの味がするのです。 んー、また飲みたい。

外はとても暑いですが、室内はとても冷えているので夏でもホットチョコが沁みました。 お土産でチョコを買って帰りたかったけど、夏だったので自分たちがちょこっと食べる分だけ買いました。 びっくりなことに何気に値段も良心的!!チョコとホットチョコ2つで7,40ユーロ。安くないですか？

ガウディの建築を見がてら、おいしいチョコを堪能できる。とてもいいところでした。