あなどれない プティ・パレ/PETIT PALAIS
2016/05/17
[2015/8/7(金)のはなし]
閉まっていたグラン・パレ
グラン・パレの中の "La Nef"と呼ばれる中央のスペースを見たくて行ったら、なんと閉まっていました。 ネットで見たら開いているってなっていたのに... 特別展を開催している時しか開いていないのだそう。リサーチミス。悲しい。 そこでは有名ブランドのコレクションが行われたり、大規模な展覧会が行われたりするのです。
↑グランパレの後ろ姿。
まだ開いていると思っているので、テンションが上がっていました。 次回の展示が『ピカソ』で、その案内がたくさん貼ってありました。 上半身裸のピカソ。ここで、気がつくべきだった...
立派な...↑ものすごい高さで結構大きく見えるから、目の前にあったらどれだけ大きいのだろうか? 世界のこういうのの大きさは本当に半端ない。小さな国日本から行くとびっくりするよね。
写真では伝わらない大きさ
↑プティ・パレさんから、グラン・パレさんをパシャり。
大きいので離れないと全体がおさまらないんです。
あのガラスのドームを下から見たかったの...
↑プティ・パレさんとパシャり。
プティと言っても小さくない"プティ・パレ/PETIT PALAIS"
『グラン・パレ』と道を挟んで向かいあって建っている『プティ・パレ』さんが 開いていそうだったので、とりあえず行ってみました。 『プティ・パレ』も『グラン・パレ』の設計総監督であるシャルル・ジロー(Charles Girault)による設計なのだそう。 プティと言ってもかなりでかいですけどね。 最寄り駅はメトロ1号線か13号線のシャンゼリゼ・クレマンソー/Champs-Elysées Clémenceau 駅。 シャンゼリゼ大通りの端という好立地にあります。
常設展は無料のパリ市立美術館
/Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
1900年にパリ万博のために建てられ、大きなガラス張りのエントランス、広いガラス窓が特徴でした。 しかし、1902年にパリ市立美術館として開館すると、作品を守るため、仕切りや天井が付設され、窓は塞がれてしまったのだそう。 日光による劣化を防ぐためとはいえ、かなり暗い感じになってしまったんですって。 2001年から4年間大改装をし、2005年6月に再オープンし、現在のとても明るく作品も見やすい美術館に生まれ変わったようです。
手荷物検査を通り中へ。そこは、天井の高い可愛らしい宮殿でした。 こちらも市の美術館なので、常設展は無料です。ふとっぱらー!! この時は特別展はやっていなかったのかな? 入って、右は何もなくとても広いスペースが広がっていました。
反対側にたくさんの作品、そして
ショップに中庭にはカフェもあります。
↑中庭からの眺め。内側も気を抜いてないですね。
中庭には回廊があって、とても気持ちのよい空間でした。
作品の数は膨大です。18世紀を中心にしたコレクション。さらには中世・ルネサンス期の装飾品。
6世紀頃のギリシャの壺や、ギリシャ、ロシアを中心にしたイコン。他にもイスやテーブル、懐中時計や陶器などなど。
もちろん、絵画もたくさんありました。
現代美術しか普段見ない私にはちんぷんかんぷんですが、時折、おっ!という作品に出会います。
無料だといつもとジャンルが違うところにも気軽に入れて、面白い発見があったりするのでいいですよね。
窓とか。すごい。
地下にもたんまり作品がありました。上の階の開放的な雰囲気とは変わり、じっくりゆっくり作品を見れる贅沢な展示室でした。 部屋によって、壁の色を変えているとか。
カフェもありトイレもキレイだし休むところも所々にあるし、ちょっとした休憩の場所にいいかもしれないですね。 無料で美術作品も観れるし、宮殿の雰囲気を味わうこともできるので、なかなか素敵なところでした。 グラン・パレさんには入れなかったけど、こちらに来れて良かったです。
すぐそばには↑パリで最も豪華な橋と言われるアレクサンドル3世橋。
ぎらぎらです。
(逆光で、ちょっとわかりにくですが...)
インフォメーション
プチ・パレ/パリ市立美術館
Petit Palais: Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
- 開館時間
- 10:00-18:00
- 休み:月、祝
- 入場料
- 常設展:無料
- 企画展:有料(展示により異なる)
- 公式HP
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