空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン / Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton 展

2016/05/09

2016年6月19日までの無料の展覧会

東京・紀尾井町に隣接する特設会場でルイ・ヴィトンの展示が開催中。 2015/12/4(金)から2016/2/21(日)までパリのグラン・パレで同じ展示を開催したそうです。 その次に、日本にやってきてくれるなんて、とても光栄ですね。 なぜ東京・紀尾井町なのか?1978年に日本初の店舗をオープンした縁のある地なのだそう。


驚きなことに、無料(結構なボリュームなのに!!)
やるね、ヴィトンさん!!

アートに力を入れているルイヴィトン

ヴィトンさんのバッグや服などは何も持っていないのですが、アートに対する姿勢は大好きです。 『エスパス』や『フォンダシオン ルイ・ヴィトン』にはよく行きます(フォンダシオンは2回だけですが...)。 今回は、アートというよりブランドのバッグの歴史といった感じですが これもまたアートのようなものですよね。

ネットで時間指定の予約ができます。 予約なしでも入っている方がいたので、もしかしたらしなくても入れるのかも。 オープンした次の日(4/24)に行ったので、そこまで混雑していませんでした。 オーディオガイドも無料!!じっくり見たいので、借りてみました。

ブランドの生い立ちからスタート

その当時"なかったもの"をつくっていったのですね。 だからオーダーメイド。職人たちの道具箱とか帽子を入れるバッグだとか。

ダウントンアビーというイギリスの貴族のドラマにはまっていたので、 とてもイメージはしやすかったです。その当時の服装や生活様式が。 お金持ちの人の移動の時の荷物、ドレスに帽子に靴にバッグ。 移動手段も馬車から車や電車へ変わっていき、その都度必要なものを作っていく。

そういう移動に耐えうるものを作っていたから、とても丈夫なものが多いのだなと納得。 当時は馬車とかでしかも道も悪くて、揺れる中、どうやって壊さずに形を崩さずに運ぶかが 最重要事項ですものね。

ガストンさんの発想がとても好きになりました。
彼がスケッチした、ロゴ。

それ?それを絵にしちゃう?っていうお茶目さ。
徐々に変わっていっていましたが…

交通手段の発達により変わっていくニーズ

各テーマごとに部屋全体が、まるでそこに行ったみたいな気分になるつくりになっていました。 面白い。

↑これは、ウェス・アンダーソン/Wesley Andersonの映画『ダージリン急行/The Darjeeling Limited』 に出てきた、可愛らしいバッグ。、デザインは当時ルイ・ヴィトンのデザイナーだったマーク・ジェイコブス。 売っていたら、欲しいな。これは。


ベッドが入っているカバン...すごい発想。

船での旅から生まれたこちらのバッグは↑ 「汚れた服とこれから着る服一緒にしてもいいんですか?」みたいなキャッチコピーで売り出したそう。 このバッグを最初はたたんで持って行って、部屋にかけておいて脱い服をこのバッグに入れていくのだそう。

車に電車に飛行機に船。 移動の時の荷物を運ぶために徐々に進化して行ったのですね。すごい。 そりゃ機能的ですよ。


こちらは車のお部屋。下が道路になっています。



ドライブするのにご婦人方が持つ小さなバッグ。
これがハンドバッグの始まりなのだそう。


次は、空へ。
飛行機が出てくると格段と移動できる距離が伸びますよね。



ヴィトン一族の方々は、いろいろと好奇心旺盛だったのでしょうね。
飛行機まで設計しちゃうなんて。


次は、電車。
座席の下に入るカバンとかをつくったのだそう。


いろいろな都市のホテルのシール?


タイプライターや本のためのカバン。

ななななんとっ!!これは、スケートボードのカバン!!ストリートキッズがこれで滑りに来たらちょっと面白いね。

ガストンさんのキュートさとやり手さに感激!

シャンゼリゼ通りのメゾン ルイ・ヴィトンの正面からのイラスト。(写真がなぜか横に...)


招待状、だったかな?すごくかわいい。


ガストンさんは、顧客にアンケートを書いてもらっていたのだそう。 きちんとみんなの意見を取り入れていたんですね。素晴らしい。


デリケートな楽器用のカバンもお手の物。

日本の文化とルイヴィトン

なんと日本とも19世紀末くらいから強い関係を築いてきたそうです。 モノグラム・キャンバスのインスピレーションの1つとも言われているのは「紋」!!
近年では、インパクトがすごかった村上隆さんや草間彌生さんとのコラボレーション。


板垣退助のトランク。名前入りだなんて、おしゃれ。
そして、畳の縁もヴィトンです。ぬかりない。


白洲次郎のカバン。
白州さんて本当に今いても自然でしょうね。

老舗メゾンの技


最後のところに職人さんがいて、その場で技術を披露してくれていました。 型押しとか。見やすいように手元を3方向から映し出してくれています。

見応え十分!! これが、無料だなんて!!

やっぱりすごいな、ヴィトンさん。 1854年から現在までのルイ・ヴィトンの壮大な軌跡の旅。 まさに『空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン / Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton』 でした。

ショップとカフェも併設されています。 無料でこれだけのクオリティなのは、本当にすごいですよね。 老舗メゾンの歴史をぜひ観に行ってみてください。

歴史もすごいけど、ヴィトン一族の中でもガストンさんのファンになりました。
「日々の生活を美しく豊かにすることを大切にした」そうです。素敵すぎる。

空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン / Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton
2016/4/23(土)-6/19(日)

ADDRESS


日本, 〒102-0083 東京都千代田区麹町5丁目

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