東京都美術館で開催中のポンピドゥー・センター傑作展
2016/07/12
ポンピドゥー・センターさんの所蔵作品数は、約11万点!
2015年の旅でパリのポンピドゥー・センターに行ったのですが、 4階と5階の国立近代美術館はものすごい作品数で、時間がなくなりすべて見ることができませんでした。
ポンピドゥー・センターは、6階から成り、国立近代美術館、現代音楽・音響研究所(IRCAM)、企画展スペース、 ミュージアムショップ、レストラン、映画館など文化やアートに特化した施設。 1977年にオープンし、年間500万人が訪れる、地元の人にも観光客にも人気の文化施設なのです。
「当時衰退傾向にあったパリの芸術界を刺激し、第二次世界大戦後にニューヨークに移ってしまった芸術の中心地の地位をパリに取り戻すこと、 新しい芸術をフランス政府が支援していることを内外に知らしめるため」wikiより
シャルル・ド・ゴール首相が大きな屋外駐車場に巨大文化施設をつくる事を決めたんですって。
たくさんの収蔵品の中から日本にやっていきているのは…
1906年から1977年までの『1年1作家1作品』70点ほど。
とてもおもしろい展示方法でした。潔いね。
終戦の1945年には、なにも作品はなく音楽だけが流れていました。
いまは一部の地域でしか戦争は起こっていないですが、昔は世界中の至る所で戦争していたんですよね。
なんだかすごいことですよね。今みたいに、世界中のあちこち行けることもなかったんですものね。
そんな血なまぐさい混沌とした時代にもたくさんのアートが溢れていて(埋もれていて?) 人々の生活になにかしらの安らぎや笑いの時間を与えていたのでしょうね。(つくっているほうもみているほうも) 歌や踊りもそうだけど、いろいろなことがきっと、苦しみや切なさややるせなさから生まれたんだろうな。 もちろん喜びや幸せからもね。
時系列でフランスの近現代アートが並んでいて、キャプションを読んでいるとなんとなくその時の情勢などを感じる事ができます。 アートだけでなく、いろいろと感じた展示でした。
知るきっかけに
初めて知るアーティストもたくさんいて、面白かったです。 この人は、他にどんな作品をつくるのだろうか? この人は、いったいどんな人なのだろうか? と、思うよいきっかけをくれる展示と思います。
パリで観れなかった作品が、日本で見れて満足です。
って、ほんの一部なんでしょうけど。(11万分の70)
どうして1906年からなのか、
そこがわからなかったのですが...
なぜなんだろう?
東京都美術館のある上野の銀座線ホームのパンダさんたち
旅の記事↓
チューブの外観が印象的な ”ポンピドゥー・センター”
Information
ポンピドゥー・センター傑作展 ―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで― Masterpieces from the Centre Pompidou: Timeline 1906-1977
- 2016年6月11日(土) ─ 2016年9月22日(木・祝)
- 開館時間
- 9:30~17:30
- ※金曜は20:00まで
- ※8/5[金]、6[土]、12[金]、13[土]、9/9[金]、10[土]は21:00まで
- 休室日
- 月曜日、7月19日[火]
- ※ただし7月18日[月・祝]、9月19日[月・祝]は開室
- 最寄り駅
- JR上野駅「公園口」より徒歩7分
- 東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分
- 京成電鉄京成上野駅より徒歩10分
- 公式HP:ポンピドゥー・センター傑作展 公式ホームページ
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