バルセロナから1時間フィゲラスのダリ美術館
2016/07/06
[2015/7/28(火)のはなし]
サルバドール・ダリ/Salvador Dalí
サルバドール・ダリは、シュールレアリスムの芸術家です。 あの時計がとろけている絵や足の長い象の絵、あのくるんとしたお髭(水飴で固めているんですっ) などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか? 初めて知ったのですが、あの『チュッパチャップス』のロゴをデザインしたのもダリなんですって!!
フィゲラスは、ダリ生誕の地であり終焉の地でもあるのだそう。
その昔、市民劇場だった建物を改装し、1974年にダリ劇場美術館として開館。
ダリはそこまで好きってわけではないのですが、夫(けん)の友人のおじいさんが有名な カメラマン フィリップ・ハルスマンさんで、昔ニューヨークのスタジオを訪ねた時に、 彼のお母さん(フィリップさんの娘さん)に色々と見せてもらいました。 その時に『Dali's Mustache 』という本を ダリとハルスマンさんとで試行錯誤しながら作ったのよ。という話を聞き、 そこから彼に興味を持つようになりました。そして、今回せっかくスペインに行くのだから足を伸ばしたいな、と。
バルセロナのサンツ駅から
renfeという特急列車に乗って約1時間。フィゲラスヴィラファント駅/FIGUERES VILAFANTで降ります。 調べていると、フィゲラス駅/Figueresからの行き方も出てきましたが、こちらは高速鉄道で行けないので、1時間半から2時間くらいかかるのだそう。 ネットでチケットを購入。
ホテルでルーターを貸し出してくれました。遠出するのにはとっても助かります。 しかも電車の席の間にコンセント!!便利!!
駅を降りると想像したよりも近代的な駅で、ダリがおちゃめに迎えてくれました。 駅から歩いても行けるようですが(20分〜30分くらい?)、ちょっと不安だったのでバスに乗ることにしました。
外に出るとなにやらバスがいたので「ダリ?」と聞くと、「乗れ」みたいな仕草だったので乗車。 1人1,7ユーロ。
1組カップルが同じところでバスを降りたので、なんとなく同じ方向へ。 8分くらい歩いて到着しました。
見えてきた奇抜な外観
朝早くだと空いていると書いてあったので、 午前中(9:45頃)に到着。
パンを頭に乗っけた人々が迎えてくれます。
チケットカウンターも空いていて、2,3人しかいませんでした。 荷物をクローク↓に預け、いざ中へ。 ちなみに帰りは「出口のミュージアムショップの横の受取所」で、受け取ります。 この入り口にはもう戻らないので注意!
まずは、中庭
なんだかすごいです。見るものすべてが奇抜。
そして、並ぶ作品へ。
高いところから見ると顔になる作品。 混んでしまわないうちに...
女優メイ・ ウエスト/Mae Westの部屋
シリーズごとに
細い線
石で人
水彩?
途中の階段
天井画とダリの部屋?
可愛い色合い
鏡に映すと絵に見えたり、立体の奥行きのある作品
彼の作品を少ししか知らなかったので、彼の絵の上手さにびっくりしました。 「こんなにうまいんだ?」と、しきりに言っていた気がします。(失礼ですね) 上の写真にあるような彼の描く絵は結構好きです。 世の中には奇抜な絵ばかりが出ているので、もったいない気がしました。 きっと私みたいに知らない人がたくさんいると思う。彼の才能を。
モナリザダリ。
休憩
けっこうな広さなので、途中で疲れます。 外に気持ちの良いベンチなどもあるので、そこでちょこっと休憩ができます。
逃げちゃダメなのか?
走っちゃダメなのか?どっちかな?
堪能した後は...
ミュージアムショップで、メイ・ウエストの部屋に置かれている唇のミニサイズとかでひとしきり遊び、荷物を受け取って外に出たのは12時。 2時間15分くらいいました。休憩も入れて。 外に出ると、人がたくさん!!
入り口がこの行列。
よかった、朝にしておいて。
少し歩くと大きな木が並ぶ気持ちの良い通りがあったので、 そこのベンチで持ってきたパンをむしゃむしゃと食べました。
そのあと、夫(けん)は少し寝ていました。シエスタ体質になっている...
ダリがデザインしたジュエリー
先ほどのチケットには、ジュエリー美術館のチケットも付いています。 てな訳で、ちょっと覗いてみました。入り口はとてもひっそりしていて、中も空いてます。
スケッチと宝石。ダリらしさ満載の宝石でした。
そこまで数はないのでサクッと見れます。
ダリの階段。
少し時間があったので付近をぷらり
裏側の街並み。
ダリ美術館とぱしゃり。
帰りもバス
着いた時と逆のところで待っていると、やってきたのはバンのような小さめなバス。 ドアが開くと、運転手さんが「乗れないよ」みたいなことを言っていたのですが、 座っていたおばちゃん達が「大丈夫よ!」と招き入れてくれました。1人1,7ユーロ。 人と荷物で座るところがないので立っていると、運転手さんが「座って!」と。 するとおじちゃんおばちゃん達が、大きな荷物を寄せたりしてくれてスペースを作ってくれました。
運転手さんだけ怖かったけど、みんなとってもいい人で彼らのおかげでバスで帰ることが出来ました。 でなければ炎天下の中、見知らぬ道を歩かなきゃだったから...いい人って好き。
バスで10分くらい(と思う)で駅に到着。
ちょっとした小旅行
フィゲラス ヴィラファント駅/FIGUERES VILAFANT。
トイレもキレイだし、カフェみたいなところでみんさんお酒でも飲みながら電車を待っていました。
15時頃の電車でバルセロナのサンツ駅へ。
renfeさん。
こんな景色を見ながら帰ります。
まとめ
一度は行ってみたかったので、とても楽しかったです。 写真にない作品もものすごくたくさんあります。奇抜なものもたくさん。 本当にまるまるダリなので、頭の中がすごいことになります。 だからこそ、こののんびりとしたフィゲラスという街がいいのかもしれませんね。
ダリのことを少しわかった気がした美術館でした。ほんのほんの少しだけ。
2人分(2015年時)
- 電車往復:67,20ユーロ(ネット)
- バス往復:6,80ユーロ
- 入場料:24,00ユーロ
- お昼のサンドウィッチなど:10,90ユーロ
Information
ダリ劇場美術館 / Dalí Theatre-Museum
- 開館時間
- 2016/07/01-09/30 9:00-20:00
- 2016/10/01-01/31 9:30-18:00
- 2016/11/01-12/31 10:30-18:00
- 公式HP:Salvador Dalí's Museums Tickets | Gala - Salvador Dali Foundation
- 参考: RENFEスペイン高速列車
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